導入事例:教育|東京理科大学

プロジェクトについて

メイン教室

東京神楽坂に位置する東京理科大学は、日本を代表する理工系大学の一つです。テクノロジー・マネジメント専攻(MOT)は、大学院経営管理研究科における大学院生向けのプログラムです。MOTは学生と密接に連携し、科学、技術、そして経営の原理を融合させ、今日の社会とビジネスの急速な変化に対応できる次世代の高度な専門人材を育成します。

多様性を重視する大学として、MOTは多様なバックグラウンドと経験を持つ学生を惹きつけています。その多くは日本を代表する企業で活躍する学生です。また、学生の中には、自身の職務経験を共有しながら知識を深め続ける、定年退職者もいます。

モニタ上部にあるVB1

講義は主に夜間と土曜日に行われるため、都心部以外からも通学可能です。MOTは、著名な教授陣から学び、多様な議論を通して成長できる、誰もが集える場所です。

そこでは単なる知識の享受だけではなく、教授や学生同士のコミュニケーションから生まれる知的な刺激や新たな価値観との出会いも大きな財産となります。だからこそ教室という場でリアルなコミュニケーションを交わすことは理科大MOTにとっても学生にとっても非常に重要な価値であるといえます。

Bose Professionalのソリューション

椅子のある明るい教室

ソニーマーケティング株式会社 — Bose Professional パートナーディーラーであり、日本を代表するテクノロジー企業であるソニーがMOTのニーズに応えました。ソニーは最新のAI技術を搭載したカメラを導入し、教授の自動追跡とホワイトボードの鮮明な映像配信を可能にしました。ソニーの天井マイクは、教室での音声補聴とオンライン配信の両方に必要な音質を提供し、ハンドヘルドマイクよりも衛生的なソリューションを提供しました。

と組み合わせてBose Professional MSA12Xスピーカーは音声明瞭度を高め、扇形のシアター教室全体に自然な増幅と最小限のフィードバックを提供します。システムの中核となるのはControlSpace EX1280-C会議用プロセッサは、接続されたPCを介してオンライン受講生にクリアな音声を配信し、教室の一体感を演出します。 Bose Professional とソニーの協力を得て、両社のエンジニアによる現場での音響調整はMOTの要件を上回る成果を上げ、ハイブリッド教室は大成功を収めました。

教室内にあるVB1が設置されたモニタ

また、ディスカッションルームや株の値動きを学ぶディーリングルームにおいては、Videobar VB1がシンプルかつ高水準な配信ソリューションとして活躍しています。

「教室の熱気がZoomを通して参加者にも共有されるようになりました」と若林氏は述べた。「透明性のあるテクノロジーを求める私たちの思いが、オンライン学習と教室での学習の垣根を取り払うことで、一体感を生み出しました。」

4KウルトラHDカメラ、マイク、スピーカーMOTは、シームレスで柔軟な学習体験を提供する、優れた高品質AVソリューションを導入しました。この配信システムにより、参加者が対面の学生に限定されなくなったため、教授陣はゲスト講師を招いた価値の高い質の高い講義をより幅広い聴衆に提供できるようになりました。

ハイブリッド学習には課題もありますが、MOTはそれを永続的なメリットのある状況へと転換しました。MOTは、対面学習と遠隔学習の両方の選択肢を永続的に提供できるようになり、就労中の学生や海外在住の学生も受講できるようになり、よりインクルーシブで多様性のある学習機会を提供します。バーチャルであるため、教授は教室での議論とチャットでの議論の両方を含む講義を録画することができ、オンデマンド学習のためのアーカイブとして活用できます。

若林氏は、ソニーと共同で実現したハイブリッド教室ソリューションにさらなる可能性を見出している。 Bose Professional 「映像と音声の両方のソリューションがあり、それぞれの学習スペースに合わせたカスタムソリューションを提案できることは大きなメリットです」と若林氏は説明した。「MOTで得た知見をさらに広めていきたいと思っています。MOTの学生にとって、学びは知的な営みであると同時に娯楽でもあります。テクノロジーの力を使えば、より深い文脈を伴った授業全体をオンラインで提供することが可能になります。」

一方で、オンラインのリアリティを上げれば上げるほど、本当のリアルな場での体験や出会いの尊さにも気づくのではないかとも感じています。」

次世代に理想的な教育環境とは、最先端の映像・音声技術を駆使し、直感的に操作でき、教室の興奮と熱意を増幅させる、オンサイトとオンラインの両方で実現できる環境です。MOTは、この新たな未来の実現に向けて、先駆的な一歩を踏み出しました。

「教室の熱気を、リモートで参加する人たちにも共有できるようになったと感じています。オンラインと対面の違いをなくし、一体感を生み出すことが、私たちが最も重視した点です。」


— 若林秀樹教授

MOTディレクター

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