12個の2.25インチ独立制御パワードトランスデューサー：75 Hz～17 kHzの周波数特性を備え、垂直サウンドビームを作り出します。電子的なステアリングでカバレージを正確に定め、空間全体をカバーしつつ、明瞭さを損なう不要なエコーを低減します。機械的に狙いを定めたりブラケットで角度を調整したりする必要はありません。

内蔵DSPと600 W（12 × 50 W）アンプ：電源供給とプロセッシングを自動で行います。スタンドアロンのアンプやプロセッサーは必要ありません。

Dante®で音源とシステムを制御：音源とシステム制御のDante®接続が1系統用意されています。デジタルオーディオをMSA12Xに送信するとともに、同じ接続をControlSpaceネットワーク統合に使用して、ControlSpace対応プロセッサー、エンドユーザーコントロール、サードパーティの制御システムからの制御、モニタリング、ビームプリセットの呼び出しを行います。ラインレベル入力でのローカルアナログ音源接続も可能です。

柔軟性の高いモジュラー方式のデザイン：最大3台のモジュールを積み上げて、より大きな垂直アレイを簡単に構成できます。特注部品やオーバーサイズの配送ボックスは要りません。ホワイトとブラックの2色展開で、必要に応じて塗装も可能です。

独自のアーティキュレイテッドアレイトランスデューサー方式：水平160°のカバレージで空間全体に一貫した音色が届き、すべての人が同じサウンド体験を楽しめます。

導入時に役立つ手順詳細ページ：MSA12Xと関連ソフトウェアアプリケーションを設計・構成・設置のワークフローに沿って説明した特設ページをご用意しています。詳細資料をご覧いただくことで、推測や勘に頼らず、効率的かつスムーズにシステムの設計および設置ができます。

MSA12X Design Tool：MSA12X導入に向けた設計の第一歩がBose Professional MSA Design Toolです。このシミュレーション分析ソフトウェアで設置する空間に関するパラメーターを正確に定義し、MSA12Xをその仮想空間内に配置します。そうすることで、さまざまな実環境でのパフォーマンスを正確に予測できます。一度定義すれば、このツールが予測情報をControlSpace Designerソフトウェアとシームレスに同期し、音響システム設計のプロセス全体を簡素化するワークフローが形成されます。

ControlSpace Designer：次のステップは、ControlSpace Designerでの全体システムの構成です。ここでは、MSA12X Design Toolによって生成された予測計算値をMSA12Xにシームレスに統合します。このソフトウェアでも、ControlSpace対応プロセッサー、DSP内蔵アンプ、スピーカーを同じユーザーインターフェースで構成および設計できます。特にMSA12Xでは、設定のプログラム、ビームプリセットの呼び出し、動作のリアルタイムモニタリングが可能です。

エンドユーザーも切り替え可能なビームプリセット：MSA12XがBose ControlSpaceシステムのネットワーク内にある場合は、ユーザーでも必要に応じてビームのプリセットを切り替えて即座にサウンドカバレージを変更できます。方法は簡単で、設計時に壁面コントローラーやControlSpace Remoteアプリなどのユーザーインターフェースに、ビームプリセットをあらかじめ登録しておくか、イベントとしてスケジュールしておくか、または外部の制御システムにプリセットを割り当てるだけです。

ブラケットとケーブルが付属：必要なブラケットと連結配線用ケーブルはすべて付属しており、アクセサリーを別途購入する必要はありません。

設置場所に応じて選べるカラー：ブラックとホワイトをご用意しています。